ファッション業界で働いていました。
ブランドイメージへの型はめから
オシャレすることへの恐怖が生まれました。
まるで色のない世界
まるで私のいない世界
白黒の世界で
誰にも見つからないように
「どうか誰も私を見つけないで」
と思って生きていました。
黒い服ばかりを着るようになり
変装したくなってメガネをかけ
隠したくなってマスクをして
そこはまるで闇の中。
やりたいことも
好きなことも
好きな色や
好きな服さえわからなくなって
とてつもない孤独感に襲われてやっと
私は
世界で一番
自分が嫌いだったことに気付きました。
そして決めたのです。
例え世界中に嫌われても
私は絶対私を愛そう
私を生きよう。
ファッションという
私にとっての“闇”を
私をもっと輝かせる“光”に変えて
他の何者でもない 私 として
力強く
美しく
可愛く
かっこよく
歩いていく。
そしてきっと
もっと私に恋をする
いちごの国の姫
くらら