「望みを叶えるために、怖れとともにチャレンジする」

「望みを叶えるために、怖れとともにチャレンジする」

2020年10月4日
【each my story】

~ 富豪カラオケ企画に挑んだ二人から生まれた愛と感謝の世界 ~


「富豪カラオケ企画」のオークションが始まった。
富豪カラオケは、Happyちゃんから出されたアイデアで、幕張メッセで開催される「シンデレラプロジェクト2020(以下、シンプロ)」で歌を1曲歌う権利を25万円で買うという企画だった。
募集定員をオーバーしたため、オークションをすることになったのだ。

HTL支援の輪部の部長のゆかっぺさんも、自分の望みを叶えるために、怖れを抱えながらこのオークションに参加していた。


■子どもの頃からハモるのが大好きだった

ゆかっぺさんは、物心ついた頃から歌を歌うのが大好きだった。
車の中で、父が好きだった長渕剛の歌が流れると、メロディーに合わせて自然にハモる子どもだった。
学生時代はバンドを組んでいたが、ハモるのが好きだったため、メインボーカルではなくハーモニーを担当した。

地元のお祭りのカラオケ大会にも何度か出場していて、景品を貰ったこともあった。
一昨年、今は亡き祖母に、夏祭りのカラオケ大会で歌う姿を見てもらえたのはいい思い出だ。大正琴やフラダンスなどを積極的に楽しむ祖母は音楽も大好きだった。孫が一青窈の「ハナミズキ」を歌う姿を見て、「あんたがこんなに歌うとは知らんかったよ」と、とても喜んだ。

ちょうどその頃、ゆかっぺさんはスナックで働いていたため、年配の方とのデュエットで曲のレパートリーも増えた。「歌って、飲んで、話して、食べて。好きなことをしてお金をもらえて、本当に最高でした!」とゆかっぺさんは笑った。ゆかっぺさんに綺麗にハモってもらいながら歌うお客さんは、さぞや気持ち良かったに違いない。

そんなゆかっぺさんが、シンプロの様々な企画の中で心が一番反応したのが、この富豪カラオケ企画だった。「えーっ、あんな大舞台で歌ってもいいの!?」と興奮した。


■支援の輪部の部長自ら、支援を募ったらいいやん

もともと、富豪カラオケには、支援の輪部で出会ったみなみさんと一緒に出ようと話をしていたが、その後、みなみさんには心境の変化があり、富豪カラオケを辞退する旨の連絡がゆかっぺさんに入った。
その連絡を受けた時、ゆかっぺさんの気持ちは揺れたが、それでもやりたい気持ちに変わりはなかったため、一人で申し込むことにした。

富豪カラオケの参加費は25万円だった。
ゆかっぺさんの手元にはそのお金がなかったため、はじめは参加することを諦めていた。
しかし、富豪カラオケの募集開始のタイミングで、ちょうど臨時収入が入って来て、無事にエントリーができた。
「あれもしたい、これもしたい」と、臨時収入の使い道は色々とあったが、一番ワクワクするのは、やはり幕張のステージで歌うことだった。ゆかっぺさんは、富豪カラオケのために入って来たお金だと感じた。

しかし、喜んだのもつかの間、富豪カラオケの申込者は募集人数を大幅に超え、オークションが開催されることになった。

みなみさんに、「申し込んではみたものの、オークションだから、お金のことを考えたら怖い」というメッセージを送った。すると、「えっ?!支援の輪部の部長でしょ。募ったらいいやん」とあっさり言われた。
「部長だから、そんなことはできない。ましてや生活に困って支援を募るのではなく、自分の遊びのために支援を募るなんて…」と躊躇するゆかっぺさんに、みなみさんは、「そこをやるのが枠を外すっていうことだよね。みんながまさかと思うようなことをすることで、みんなにもいいきっかけになるんじゃない?」と言って、その背中を押した。

ゆかっぺさんは、すぐに支援の輪部に投稿するための準備を始めた。


■上限決めずに行っちゃいな

今回のオークションのキーマンとなるみちこママとも支援の輪部で出会った。
すでにHappy理論を実践して、様々なことを楽しんでいたみちこママは、ウジウジと考えてしまいがちなゆかっぺさんの悩みを聞いてくれる姉御的な存在になった。

ある時、みちこママは、スナック部で「お店でランウェイ企画」をやろうと思い、出演者を募集した。
Happyちゃん主催のおうちでランウェイ企画に出たいと思いながらタイミングが合わずに出られなかったゆかっぺさんは、スナック部のお店でランウェイに出て、花冠をつけて「ファイト・ソング」をアカペラで歌った。

支援の輪部で支援を募る際に、その時の歌の動画を使いたいと思い、ゆかっぺさんはみちこママに使用許可を求めた。みちこママは、「なんて律儀な子なんじゃろ」ともちろん快諾した。
ゆかっぺさんが、「今から一世一代の支援を募る投稿をしてきます」と伝えたところ、みちこママは、その一世一代の投稿に興味を持った。何をするのか分からないが、ゆかっぺさんを応援したいと思った。
ただ、ゆかっぺさんの投稿を実際に見たみちこママは、投稿のエネルギーが弱々しく、何を望んでいるのかが分からないと感じた。

みちこママは、Happyちゃんが富豪カラオケについて語ったライブ配信を聴いていなかったため、まずは保存されている前夜の配信を聴いてみた。
その配信を聴き、Happyちゃんのエネルギーを感じたみちこママは、ワクワクのエネルギーが全開になった。すると、アイデアが閃き、「ゆかちゃん、いいこと思い付いた!」とゆかっぺさんにメッセージをした。そして、今の気持ちを言葉のエネルギーで出したいと思い、ライブ配信を始めた。

一方、ゆかっぺさんは、支援を募る投稿をした後、気持ちが落ち着かず、2時間ほどスマホの電源を切っていた。「コメントが入らなかったらどうしよう」「誰も支援してくれなかったらどうしよう」など、エゴキンマン(暴走するエゴ)の声が強く、怖れが出た。
ゆかっぺさんは再びスマホの電源を入れて、みちこママからのメッセージを確認した。
すると、すぐにみちこママのライブ配信が始まった。その配信が気になり、聴きに行くと、視聴者はゆかっぺさんだけだった。
みちこママは、ゆかっぺさんに自分の思いのたけを伝えた。

「オークションだから、誰もいくらになるかは想像できない状態で、自分が出す額を決めるなんてもったいない。上限を気にしながらオークションに出ても、そんな弱々しいエネルギーだったら負けちゃうよ。望みを明確にしよう。オークションに参加したいのか、舞台に立ちたいのか、どっちなん?本当に舞台に立ちたいと思うんじゃったら、私が責任取るから、上限を決めずに行っちゃいな。だって、そう思っちゃったんじゃもん。私はゆかちゃんの挑戦を聞いてワクッとして応援したいと思ったからお金を出すよ」

みちこママの力強い言葉にゆかっぺさんは泣いた。

みちこママは、自分が出せるお金の上限をあえてゆかっぺさんには伝えなかった。上限を伝えてしまうと、ゆかっぺさんが現実にフォーカスしてしまい、怖れが出ると思ったからだ。そして、ゆかっぺさんの覚悟が決まり、その上で心の緩みが入るだろうと、「50万は行くよ」とオークションの最低ラインは伝えた。

みちこママとのやり取りの直後、ゆかっぺさんは、支援の輪部に2回目の投稿をした。

すると、予祝のコメントがたくさん寄せられた。
その投稿と、投稿に付いたコメントを見たみちこママは、ゆかっぺさんのエネルギーが変わり、みんなのエネルギーを乗せたと感じた。その盛り上がりに鳥肌が立った。


■オークション開催までの心の軌跡

みちこママの男前な一言で、ゆかっぺさんは大船に乗ったつもりでオークションに挑戦することを決めた。

とはいえ、ゆかっぺさんの手持ちは、臨時収入のお金と支援の輪部で支援を募って集まったお金を合わせた約32万円。そこに、「上限は決めずに行っちゃいな」とオークションに送り出してくれた大口スポンサーであるみちこママの資金が加わるのだが、そうは言ってもどこまで行っていいのかが分からず怖かったし、気分が悪かった。エゴキンマンを嫌というほど体感し尽くした。
オークション開催の直前には、「なんでオークションなの!?」とHappyちゃんに恨みすら抱いた。

そんな中で、ゆかっぺさんの支えになったのは、多くの方々からの応援のメッセージだった。
PayPayで送金をする際に添えられていたコメントや支援を募る投稿に付いたコメントに励まされた。
実はゆかっぺさんは、以前スペイン旅行をする際、家にあるものを換金までしてお金をかき集めたが、それでもお金が足りなかったため、意を決してHTLで支援を募った。まだ支援の輪部を作る前のことだ。その際に支援をしてくれたこうすけさんが再び支援を買って出てくれた。

「また面白いことやってますね、部長。スペインの時も面白がって支援させてもらった者です。普段はHTLの中では目立たない存在なんですが、部長が『支援してくださった方の名前を幕張のステージから叫びます』と書いていたのを読んでワクッとしました。そこはぜひ登場したいと思ったので支援します。もしお金が余ったらお酒代に回していいですからね」

ゆかっぺさんは、こうすけさんのメッセージに感動した。
みんなが自分の挑戦を面白がってくれているのが嬉しくて、ゆかっぺさんは幕張のステージで歌う未来を望んだ。

一方のみちこママも、オーディション開催まで日数があったため、エゴキンマンの声が出てきて、怖くてたまらなかった。

「どえらい金額で落札して舞台に立てることになったときに、みちこママのお金が足りないぞとなったら、どう責任を取るんよと思った。でも、ああ、そうじゃ、支援の輪部で『みんなのお金を分けて』とお願いすればいいんじゃと思い付いた。そうすると、頭の中が緩むんよね」

こうして二人は、自己対話を丁寧に繰り返し、自分の枠(制限)を一つずつ外しながらオークションの日を迎えた。それは、ゆかっぺさんとみちこママのチャレンジを目撃している人たちの枠も外していった。


■富豪カラオケオークションで起こったミラクル

オークション参加者14名に対して、富豪カラオケ企画の枠は6名。
オークションは25万円からスタートして、金額はじりじりと上がっていき、脱落していく人が現れたが、それでもまだ6人の枠に12名が残っていた。ゆかっぺさんの怖れは金額の上昇とともにどんどん膨らんでいった。「みちこママ、本当に行っちゃっていいの?」と心の中で何度も聞いた。

みちこママは、金額が50万円を超えたときに気持ちが悪くなり、吐きそうになった。
意識の現れが現実化するのであれば、Happyちゃんの意識とコンタクトを取ってみようと思い立った。Happyちゃんの意識にグーッと入っていった時、「ああ、これは大丈夫。絶対に上手くいく」と思った。Happyちゃんが着地するところに自分も着地しようという信頼が生まれ、迷いはなくなった。
こうしてみちこママは腹をくくり、「最後まで行くぞ」と決めた。

気づけば金額は65万円にまで吊り上がっていた。オークション参加者たちに緊張が走る。一体どこまで行くのだろう。
オークション主宰者であるHappyちゃんの提案で、話し合いの場が持たれる。
すると、「1人の持ち時間6分を二つに分ければ、全員3分歌える」という声が上がった。
「3分あれば十分に味わえるじゃん。みんなで仲良く行こうよ」との声に、「これは富豪カラオケですよ」という返しがあり、「いじわるー」と笑いが起こった。

「いくら払ってもいいから一人で6分を歌いたい」という5名と「3分でいい」という7名に分かれた。
そこで、5名はオークション落札が確定し、残り1枠を3分ずつに分けて二人で出演することに決まった。
「これ以上、オークションの金額を上げなくてもいいのでは」というHappyちゃんの計らいによって、金額は55万円で落札されることになった。つまり、持ち時間3分で歌う2名は、それぞれ落札額の半分である275,000円を支払う。」

1枠(2名)をかけて、7名でじゃんけんをすることになった。
オンラインじゃんけんのため、紙に書いたじゃんけんだ。
ゆかっぺさんは残り3人のところまで勝ち進み、最後は「パー」で富豪カラオケの権利を見事に獲得した。

オークションが終わったところで、富豪の5人がいくらまで出そうとしていたか、手の内が明かされた。その桁違いな金額を聞いたゆかっぺさんは、「一緒にオークションすることができてよかったです。ありがとうございました!」とようやく安堵の表情を浮かべながら、笑顔でお礼を伝えた。

Happyちゃんは、オークションにエントリーした14名の本気のチャレンジを称えた。

みちこママは、「Happyちゃんが指揮をしているからこそ、オークションがエグイことにはなっとらんのよ。あの奇跡のような着地になっとる。愛まみれやない、あのじゃんけん」と感動した。

後日、このオークションの配信の画面録画を改めてゆっくり見たゆかっぺさんは、「ゆかっぺ」「ゆかっぺ」と自分への応援のコメントがたくさん入っていたのを知り、本当に嬉しかった。画面がゆかっぺさんの名前で埋め尽くされた瞬間もあった。

「会ったこともない人が自分を応援してくれて、じゃんけんに勝った時も全力で喜んでくれて。あのシーンを見られただけで、挑戦してよかったと思ったし、大好きなHappyちゃん、その考えを理解しているHTLの人たちの存在自体が財産だとしみじみ感じました」

みちこママは、みんなの集合意識がゆかっぺさんを勝たせたと感じた。


■数えきれないほどの愛を受け取り、味わいたい感情を味わう

腹をくくったゆかっぺさんのチャレンジは、ふたを開けてみたら、みちこママの支援がなくても参加費を払えるという奇跡のような結末で終わった。
しかも、ゆかっぺさんが歌いたかった曲は約3分だったと後になって気づいた。
みちこママは、「ステージで着る衣装がいるだろうから、衣装代として使って」とゆかっぺさんに10万円を贈った。衣装のことを何も考えていなかったゆかっぺさんは、その一言がとても嬉しかった。

最終的には、みちこママを含めた総勢26名の支援者から193,258円の支援金が集まった。

嬉しいことに、支援者は26名だけに留まらなかった。

シンプロに向けて、今までやって来られなかったことを自分にやらせてあげようと思ったゆかっぺさんは、思いつくままに行動して楽しく準備をしていると、様々な人たちがゆかっぺさんの前に現れて、手を差し伸べてくれた。

ゆかっぺさんの衣装探しに付き合い、アドバイスをしてくれる人たち。
HTLのLINEグループに衣装の写真を送ったところ、可愛いチュールを縫い付けて衣装を豪華にしてくれる人。
よさそうな髪型のイメージ写真を送ってくれる人。
ボイストレーニングを受けたいと思ったら、いい先生を紹介してくれる人。
素敵なエクステのお店を教えてくれる人。
家から洋服を持って来て、試着させてくれる人。
ゆかっぺさんの多忙を気遣って、電話をくれる人。

富豪カラオケをきっかけに出会った人もいる。
「突然のメッセージを失礼します。今回の一連の流れを見ていました。私は整体と美顔をやっているので、幕張の応援を兼ねて技術の支援をしたいです。お時間があれば受けに来ませんか?」とのメッセージがあり、ありがたくその支援を受けた。

9月27日の夜、事務局から「ステージで歌う際に動画を流したい方は、明日までにメールをください」という連絡が入った。
「動画を流したい!」と思ったゆかっぺさんは、自分では作れないため、望みをHTLのIT部に投げてみた。すると、作ってくれる方が現れた。
その方は、動画作成にあたり、ゆかっぺさんの人柄や思いを知りたいとブログを読んだ。Happyちゃんに出会った経緯やHTLに入った理由をゆかっぺさんにヒアリングした。
翌朝、出来上がった動画を観たゆかっぺさんは、短時間で制作したとは思えないほどのクオリティの高さに感動し、動画に込められたその方の愛に泣いた。

その日、ちょうどHappyちゃんのことをゆかっぺさんに教えてくれた友人(HTL2期生)と会うことになっていたため、その動画を観てもらった。帰り際、その友人がいきなりゆかっぺさんにお金を渡した。「このお金は何?」と聞くと、友人は「これはさっきの動画代だ。何より、応援したいと思った。幕張で暴れてこい」と言った。
ゆかっぺさんは突然の出来事に驚いたが、「最高かよ!」と嬉し泣きをした。

自分のことのように喜んで、楽しんで、ゆかっぺさんに関わる人たちが後を絶たなかった。
受け取っている愛の数は、きっとゆかっぺさんが手渡してきた愛の数なのだろう。
ゆかっぺさんは数えきれないほどの愛の中にいて、そこには彼女が味わいたい感情があふれていた。
それも全ては、ゆかっぺさんが怖がりながらもチャレンジしたから体験していることだった。

全ては最善のタイミング、最善の形で流れている。


■大好きなHappyちゃんに向けて、「ファイト・ソング」を歌いたい

富豪カラオケでは「ファイト・ソング」を歌うと決めていた。
「ファイト・ソング」は、Happyちゃんが、シンプロのファッションショーのオーディションに落ちてしまった人たちのために企画した「おうちでランウェイ」のライブ配信で流れた曲だった。
英語の曲だから歌詞はよく分からなかったが、メロディーが気に入った。そして、YouTubeで検索すると、日本語の歌詞で歌っている人を見つけた。

「その歌詞がHappy理論の内容にドンピシャだったんです。
『This is My Fight Song、人生を愛そう、今を愛そう』の歌詞にすごく惹かれました。
そして、この曲を大好きなHappyちゃんに向かって歌いたいという思いもあったんです。本当は「おうちでランウェイ」企画で歌いたかったんですが、何回か出演者の募集がかかったにも関わらず、募集の投稿をことごとく見逃してしまって。残念に思っていたら、なんと富豪カラオケで歌えることになりました。こんなに嬉しいことはないです。Happyちゃんには感謝もあるし、この歌詞が好きだから、それを自分の気持ちとして歌いたいです」


■ありがとうと感謝の「今」を味わい尽くす

実は、オークションに参加していた方と、一緒に富豪カラオケに出ようかという話があった。
その方がじゃんけんで負けたため、ゆかっぺさんは、自分が本当はどうしたいのかを真剣に向き合って考えた。

ちょうどそのタイミングで、「昔は、いつも誰かと一緒に組んでイベントを主催していた。一人で主催して責任を一人で負うというのが怖くてできなかった」というHappyちゃんの投稿を目にした。その時、もしかしたら自分もそれと同じなのかもと考えさせられた。
子どもの頃からハモるのが好きだったというゆかっぺさんは、一人でステージに立つことに怖れがあったと気づいた。

たしかにハモることは好きだったが、幕張のステージには一人で立っていることしか想像できなかった。イメージの中では、自分の隣には誰もいなかった。自分が見たい景色は一人なんじゃないかと思えた。
ゆかっぺさんは、一人でステージに立つ怖れから逃げるためにその人を利用しようとしていたのかもしれないと気づき、誠意を持って謝り、「やっぱり一人で立ちたいと思います」と伝えた。

「幕張のステージで味わいたいのは感無量という感情。幕張という信じられないような大舞台に一人で立って、子どもの頃から大好きだった『歌う』という自己表現を大好きなメロディーと歌詞でできること。しかも大好きなHTLのみんなが見守ってくれている。こんな幸せなことはないよねって思う。だから、ありがとうと感謝の『今』に絶対に居られると思います。集大成のような気がしています」

怖がりながら、ここまで進んで来たゆかっぺさんは、「オークションは一ミリも楽しくなかった」と言う。
湧き上がる怖れを否定せず、その感情を存分に味わった。そんな中でも、自分が幕張の舞台に立って、「アリーナ!」と叫んでいるイメージは消さずにずっと持ち続けていた。

そんなゆかっぺさんを見守って来たみちこママは、「望みが出続けているから、怖れも出続ける。望みと怖れはワンセットだと思う。行こうとしている世界は枠を超えた世界だから、望みが大きければ大きいほど怖れも大きくなる」と語った。

みちこママにも、ゆかっぺさんが幕張の舞台に立っているイメージしかいなかった。それを自分はオンラインで見て、感動して号泣しているのだ。
今回、シンプロに出たいという望みが全く湧かなかったというみちこママ。シンプロに出るゆかっぺさんを見て、応援したい、感動したいというのが望みだった。

あの日、二人の望みが合体して宇宙に放たれたとき、それは周りの人たちも巻き込んで、愛と感謝のエネルギーの大玉となっていった。そして、その大玉は、10月7日の幕張の舞台で花火のごとく美しく花開き、ゆかっぺさんを祝福するだろう。
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インタビュー・文 ゆっこ@yuki_love_light
編集 Smile pocket@lovely_smile_pocket